紅い月

紅い月が
僕を見てる。



蔑んでいる。



僕は血の涙を流し
懺悔する。



生きていたことに懺悔する。


生まれてきてはいけなかったことに懺悔する。



何て苦しい。
何て辛い。
何て痛い。
何て儚いんだ。



僕は全てのことに懺悔する。



殺して欲しいんだ。



自殺は周りに悲しむ人が数人いるから。



殺されれば怒りはその人に向けられるだろ。



もうイヤだ。

もう。




喉が千切れる程叫んだとしても
神は僕を助けないだろう。



助ける価値もないからだ。



生まれたことに喜びを感じたことは
同時に失望を生んだ。



強くなりたい。
心も体も。


出来ないかもしれないけど
ボクシングやってみたい。
出来ないよな。
勢いで言ってるだけだから。


死にたい。