ミスキャスト

人生の。

ミスキャスト。
誰がここに来いと・・・・・？

真紅の液体を目から流した人形。
首が折れてる。

触ったら
粉々に散った。


アル中で手が震えてる。

ありのままでいいだと？
ふーん・・・・・・

仕事したくねぇぇぇぇぇぇ
できれば3億円くらい当って一生働かないで暮らしたい。
それが夢。

もう人と関わるのが嫌なんだ。
いちいち合わせたり、ニコニコしたり、体調悪いのに出勤したり
もうめんどくさくて仕方がないんだ。
甘いとか、そんなことはもうオレにとってはどーでもいいことだ。

最低限の生活さえ出来てればいい。
何になりたいとか
中学生の時に玉砕した。
後は惰性だった。

本当はミュージシャンになりたかったんだ。
バカみたいだろう？
でも若い時に、そう思って突き進めて成功したヤツラもいる訳だ。

何でもよかったのかもしれない。
好きな事が出来れば。
結局、オレの好きな事など底辺を這うようなことばかりだった。

何がいけなかったんだろう・・・・・・

世間を知らな過ぎたのか
田舎にいたからか
親が許さなかったからなのか
何がいけなかったんだろう。

今となっては・・・・・どうでもいいことだ。

確かに好きな事はやってきた。
親の手も借りた。
でも・・・・
何だろう
この空虚な気持ちは。

正社員として人生を全うすることがいいこととされた。
オレは
そんなまともな人間じゃないんだということに
何故気付かない？

何故ワクにハメようとする？

それはオレの幸せを思ってだろうが。

結局オレは何を思っても、何をしても
自分にはなれず
外に出れなくなってしまった。

誰のせいでもないんだ。

酷い人生だったなぁ。


今が一番幸せなのかもしれないなぁ。


ヒマが好き。


強いられない生活。


これが死ぬまで続いたらいいのに。


酒は飲むけど、昔みたいに浴びるほど飲んで
気持ち悪くなって寝ることもなくなった。

睡眠薬のハルシオン2錠とアモバン飲んでも眠れないから
デパス2錠とサイレースも飲む。

まぁ
別に眠れなかったら寝なきゃいいんだけど。
仕事もしてねーし。
それだと、一緒に暮らしてるハチ子に悪いかなーと。
ま、結局はオレは朝の7時まで起きてたりするんだけどね。

ハチもあと1週間で仕事を辞める。
どーなることやら。

あーあ。
人生って何だろう？

もう初老という年なのに
オレの精神年齢はハタチで止まってるし。

見た目は若いんだってさ。
とても実年齢には見えないんだって。

あーそう。ありがとう。
でもそうなんだよね。

だからオレはいつも悩む。
もう○歳なのにって。


あ　　　　でもいいか。
もうこの歳だし。
隠居だ。

隠居。

精神病患ってるしな。